韓国語の学習者数は日韓関係の状況に左右されるというのが15年間講座をやってきた私の感想である。2002年秋、初めて小矢部市して韓国語講座を始めた時、知人友人や市役所の担当者の知り合いで体裁を整えてやっと定員数に達したのであったが、6ヶ月だけするつもりで始めたのであった。その後、「冬ソナブーム」「ヨン様ブーム」が起こり、想像すらできない現象で今日に至った。もちろんその間、慰安婦問題、竹島問題などが起こって反日・嫌韓に変わった時期もあったが、一部の韓ドラファン、K-POPファンや無条件に韓国が好きな人に支えられて講座は続いてきた。
韓国語を教えている立場として常に思っていることは日韓関係が良好であり続けることであるが、そのためにアクションも起さなければならないとも考えている。日本にいては日本の世論が嫌韓に傾かないように友好親善のイベントを持続的に推し進めることも大事であるが、世論を形成するのに主導的役割を果たしているのはマスコミであるので、韓国に関して良い情報をマスコミに対しても発信しなければならないのである。韓国はご存知のように法律よりの世論が国を動かす国家なので、マスコミの力は言うまでもない。問題はごく一部の反日活動家とマスコミがサイレントマジョリティの心の奥ある恨(한)を刺激しながら世論を主導しているのである。これが今日の反日である。この恨というものは基本的には等償法なので解決がなかなか難しい。結局は韓国朝鮮民族の悲願である「朝鮮半島統一」に日本が決定的な役割を果たすしか方法がないのである。日本が主導して半島の統一をなし、統一後の国家に対しても財政的支援をなすことである。それを日本の国の為にするのではなく、純粋に朝鮮半島の為にするのである。現在私たちにできるのはそのための世論を形成することであろう。なぜかと言うと、もう時間がないからである。この2~3年で放置しておいても劇的変化が起こりうる要因が半島にあるある。親韓的世論形成、それが急務である。
